第一話「強襲!ビッグ・アイ」登場メカ  ビッグ・アイ


(2006.12.11)

コンピューターでシュミレーション

デザインがを何枚も描いたのだが、あまりにも形が複雑なためCGで形を検討しながらのシュミレーションを行うことにした。

一応変形メカなのだ。

形を検討しているうちにだいたい細かいイメージも落ち着いてきた。

パイロットフィルムに登場したビッグアイ。

これも最初にイメージしていたものとは少し違っていた。当初は皿に巨大な目玉が描かれたものに6本の触手がついているという単純なイメージだった。

パイロットフィルム用に製作されたものは既製品の玩具を修正したものなので形も流動的に決まっていったのだ。

今回CGでシュミレーションしたものは当初のイメージとは「巨大な目」というコンセプト以外は全然別のイメージとなった。


(2006.12.12)

コンピューターでシュミレーション終了!

コンピューター上でのシュミレーションはだいたいできた。

画像はないけど立体物におこしてる最中。時間かかりすぎ・・・・


(2006.12.13)

シュミレーションした形を紙で立体におこす。

サイクロプスと同スケールで製作しているのだが腰パーツだけでこのボリューム!!

ロボット体系は全高60センチくらいいっちゃうかも・・・・・・

明日完成予定だったんだけど、絶対無理だなこりゃ。。。まいったよ。困ったよ。


(2006.12.16)

ずっと作業はしていたのだけれど実は失敗続きで旨くいかずにかなり凹んでました。

この数日凄く失敗だらけでどうしようかと悩んだが、痛い失敗から得た教訓は「全て完璧に行おうとするのは無理」ということだった。すべて完璧に行おうとこのまま試行錯誤をつづけていたらそれだけでどんどん貴重な時間は過ぎていってしまう。ある程度流動的に自分自身も楽しんで作業していかないど収集がつかなくなり最終的には全てがブッ潰れてしまう。

考えてみりゃパイロットフィルム用のモデルは3時間でつくったんだよ。あれくらいの自由度はほしいもんだ。とにかくちょっと路線変更でいく。


(2006.12.17)

フルスクラッチはやめて基本ベースとなる部分以外はプラモのパーツを利用してつくることにした。

そうすることによってなんとか先行きがみえてきたのだ。

製作中の画像は何のパーツから流用しているかがバレバレなので載せたくはなかったのだが、画像がないと見ている人もつまらないだろうと思って無理してのせた。

ここからポリパテぬったくって元パーツが解らないように形を作っていく。

先が見えたといっても最初に立てた予定よりもはるかに遅れているのが現状だ。とにかく今はやれるだけのことはやる。


(2006.12.18)

ひきつづき進行。表面処理をおこなってる真っ最中。


(2006.12.19)
とにかくひたすらに表面処理を続ける。この作業が終わらないことには細かいパーツ関係は作業ができないのだ。

サフェサー代もばかにならんよね〜これだけデカイと・・・
またポリパテをぬったくって形を作っていく。
で、処理をするわけだ。時間がかかるよ〜

(2006.12.20)

鉛筆でまずラインの見当をつけて問題なければ筋彫りをほどこしていく。

筋彫りを加えた後に細かなディティールをプラモのパーツを利用して加えていく。この辺は作る人のセンスがかなり問われるところ。

だんだんとイメージに近づいてきた!!

(2006.12.24)
羽を製作。可動式にしてこの羽の形状によって劇中で強さが3段階に変化するという設定にする予定。

(2006.12.25)
大きな目と小さな目の両方に光を仕込んだ。この発光は劇中でもかなり効果的になるんじゃないかと思う。
下面はあまり映らないと思うので本当に適当にパーツをくっつけただけ。カブトガニみたい。某タツノコアニメのプラモとかどうどうとつかっちゃってるね。

しかし塗装・・・・どうしよう。

まだ完全にイメージが固まっていない。

明日塗り始めなくちゃならないってのに。

困ったもんだ。


(2006.12.26)

まず下地に黒を塗装して重々しい雰囲気になるように仕上げる。

基本的に下は黒っぽく上は白というイメージはあった。

なので下はグレー、上は白に塗装した。しかし全体的にどうまとめるかはまだはっきりとは決まっていない。

フジタさんの所に手伝いに行くのが1日くりあがったので正直その1日の損失はかなりつらい・・・・・

年明けの撮影も無くなったので手伝いに行く28日まで、つまり、明日中につくらなければならないものがあってこれもかなりこまったぜ・・・。


(2006.12.27)

フジタさんがモーションコントロール撮影を年末にするというので、こいつも一緒にモーションコントロール撮影をやってしまおうと思い27日までに完成させる予定ですすめる。

前日の夜に下半身は赤にすることに決めた。

上半身は天使、これは白で決まっていたけど下半身はいきなり赤に決めたわけ。

で、塗ってみた。

なんか物足りないのでスプリッタ明細を入れてみる。

色を決めるだけでも何色も調色してしまってやっときめた。

塗ってみたけどなんかこれも物足りない感じがする・・・・・・

戦闘機の塗装をイメージして下のほうにすこし白で塗ってみる。

これもなんかイマイチな感じだ。色のバランスは悪くないとしてもキャラクターの性格というか性質がどうも表現されていない。

下半身はあくまで「悪」のイメージなのだ。

マークのようなものも入れてみたがこれはすぐに没にした。

黒のバランスをもっと増やしたほうがいいとおもい横を全部黒に塗りなおす。

とにかくいい色を見つけるまではとことんやってみるしかない。

事前にちゃんとイメージがあったとしても実際に塗ってみて「これだっ!!」と感じるものが無ければ結局ダメなのだ。

今回はなんとかしっくりきた。バランスはかなりよくなったと思う。肩の荷がおりた。

と、おもったが濁った赤の割合がすくなくなったせいか逆に赤を無理やりいれたような印象になってしまった。

上半身は上品なイメージなのに全体的にみると赤が凄く下品なイメージに見えてしまう。

で、結局塗りなおす。

どちらかというと一番最初のイメージに戻ってしまった感じだ。

完成したと思ったのもつかの間・・・・・

この後も塗りなおした。

何度も塗りなおしたために塗料のミストがひどくなっていて表面が荒れまくっていた。

なので下半身はまた全部ペーパーやすりをかけなおして塗装し直した訳だ。

ほんとうに困ったちゃんだな、俺って・・・・・・・

次はデカール張りだ!!


(2006.12.28)

なんとか完成!

フジタさんの撮影に持っていくためになんとか完成させた。

なんとか旨くまとまったんではないだろうか?

考えてみると今月の11日からやってたんだよな〜・・・フルでやってるわけではないけど、それでも15日間くらい1日4〜6時間は使ったかもしれない。

なんでこんなに時間がかかるのか考えてみると試行錯誤で悩んでる時間が3分の1くらいあるからではないだろうか。

「これだ!」というものを見つけるまで考えたり試行錯誤して何回でもやりなおしてたりするから。

(写真がピンボケだ〜)

最初に立てたスケジュールでは今月の14日には完成しているはずだった。(予定自体がかなり無謀なものではあったが・・・)

16日にはシナリオの修正も終わって23日にはこいつのテスト撮影(というかフジタさんに見せるサンプル撮影)もおわり、今週はまた別の個人的な問題を完全にかたずけてる予定だったのに・・・・・・

なんか自分が情けなくなってきた・・・

いつもやってる模型製作ならここで終わりなんだけど、これはこれから作ろうとしている映画の全体から見ればほんのちいさな小道具の一つにすぎない。

この小さな小道具にこれだけの時間を使ってしまったのだ。

もっと要領よくならなければ・・・・いろいろと。

12月16日に決めた方向転換をおこなっていなければ最悪あと半月はかかっていたかもしれない。

本当に自分はなにをやっているんだ???今回はすこし唖然となった。


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