2006年8月ワンダーフェスティバルにて 2006.8.24


2006年、夏のワンダーフェスティバルに「亜空間漂流ガルダス」のパイロットフィルムを公開するつもりでだいぶ前から準備していた。やっつけ仕事になってしまったが、何とか完成させて会場でビデオをながすことができた。

とりあえず前日に編集をおわらせてフジタさんの元にテープを届けた。会場で試験的に販売するDVDを焼いてもらうためだ。パッケージも家を出るまえに数時間かかってあわてて完成させてプリントアウトしたものだった。

とりあえずテープをわたしてほっと一息・・・・・・。一つ肩の荷が下りたという感じだった。そして翌日をむかえ、ワンフェスの当日、フジタさんとビッグサイトへ!

出かけ際、おそるおそるパイロットフィルムの感想を聞いてみた。編集は完全に自分にまかされていたからパイロットフィルムの完成映像は前日がフジタさんも初見だった。「少ない時間でよくがんばったね!」とか当然自分の頑張りに関してなにか一言もらえると思っていた。しかし意外なことばが返ってきた。

「正直がっかりしたよ、拍子抜けしちまった。」

「なんかはずかしい出来だよね。」

「こんな出来じゃ俺はブースにすわっていたくないね。とにかくはずかしいよ。」

予想外のひどい言葉に少なからずショックをうけてしまった。その後も「なんであのカットつかったんだよ、まあ編集はお任せするとはいったが、ふつうあんなカットは使わないだろ」とか「ロボットのポーズのイメージが全然自分の考えていたものとは違う」とか細かい部分も散々会場へ向かう途中の車の中で指摘された。

落ち込んでいた自分もだんだん腹が立ってきて本気であの人を殴りたくなっていた。瞬間的にフジタさんを殴って車を降りて電車で帰ろうと思ったが、会場で会う約束をしている人たちの事が頭をよぎりなんとかこらえることはできた。

会場につく頃にはなんとか怒りもおさまっていた。

会場にモニターを置いて映像をながした。作品に使った模型も一緒に飾ったが、模型の方は比較的反応は薄かったようだ。見ている人はあまりいなかったようだ。

しかし、映像の方は結構足をとめて見ていてくれる人もいた。

DVDも12枚用意していったが8枚売れた。(うち2枚は知り合いが買ってくれた)  本編映像じゃないのに買ってくれるって結構すごいことなんじゃないだろうか・・・・・・。

中にはパイロットフィルムだと知りつつ何かの上映会でながしたいといって買ってくれていった人もいた。

電源ひいてもらうだけでも1万かかったから大赤字といえば大赤字なのだが、今回はお客の反応みるためのものだったので、これはこれで目的ははたせたわけだ。

フジタさんは出演もしていることもありずっと恥ずかしくていやだといっていたが、まあそれはしかたあるまい。

帰りに「8枚も売れてよかったですね!フジタさん。」っていったら「そうかい?8枚売れたってすごいことなのか?よくわからんよ。」ってかえされたけど、自分的にはまずまず反応だったとおもっている。

DVDは在庫があるので見たい人は掲示板のほうにでも声かけて。

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